2008年11月・12月の我が家の出来事-29
ローマ-4
しかし、やはりヴァチカン博物館の中心はシスティーナ礼拝堂だろう。教皇ユリウス2世が描かせたミケランジェロの「最後の審判」と天井画(左写真:絵葉書より)、30年前は修復前で写真もとれた(右写真)が、修復後の今回はもちろん撮影禁止だった。
ここでもオペラグラスが活躍した。「アダムの創造」(左写真:絵葉書より)もしっかり見たが、このアダムの姿はフィレンツェのメディチ家礼拝堂で見た、「黄昏」の彫刻の姿とそっくりではないか! また「デルフォイの巫女」(右写真:絵葉書より)は、これまたフィレンツェのウフィッツイ美術館にある「聖家族」の若々しい聖母マリアとの共通性が感じられる。
なお、出口近くにある博物館のショップには、買った絵葉書をすぐ出せるように(ヴァチカン市国の消印がつく)郵便ポストが置いてあるのが心憎い。淳子も利用した(左写真)。そして、出口にある螺旋階段はグッゲンハイム美術館を思い出させるが、やはりイタリア、とても美しい(右写真)。