Yamasaki 2009年3月・4月の我が家の出来事-6



サロンコンサート番外編

国立音大1 国立音大2

以前サロンコンサートでお会いした(このページ)山崎法子さんからお誘いのメールがきたので、彼女の博士課程1年生の発表会を聞きに、立川にある国立音大まで行って来た。コンサートは国立音大の講堂の小ホールであったのだが、落ち着いた雰囲気のなかなかいいところである。左写真は講堂の入り口で出迎えてくれる、たくさんの鐘を使った「カリヨン」。右写真は、たくさんの彫像がならぶ、中庭。やはり、芸術はこんな落ち着いた環境の中で学ぶべきものだと納得させられた。

さて彼女の歌であるが、サロンコンサートでもとてもいいと思ったのだが、今回は全曲彼女が博士課程で研究しているというヴォルフの曲である、想いがこもってとてもとても素晴らしかった。あまり聞いたことのないヴォルフの曲があんなに素晴らしいと思ったのも初めてであり、きっと彼も喜んでいるだろう、と思った次第。とにかくどんなに素晴らしかったかは、彼女に送ったメールに思わず「エディット・マチス(彼女の先生)とかエディタ・グルベローヴァと並んだ!」と書いたくらいである。ちなみにエディタ・グルベローヴァの素晴らしさについては、このページに書いている。それぐらいです!


婁外楼1 婁外楼2

その彼女も入れて最近のサロンコンサート出演者の方たちと会員との交流会が、赤坂の中華料理店「婁外楼」(左写真)で開催された。飲茶もおいしかったし、若い芸術家との話も楽しかった。なお、右写真では山崎法子さんは真ん中で中腰になって写っている。


開成福祉会館

それから、最近急速に有名になった若手芸術家なので、場所を会社の食堂ではなくもっとたくさんの人がはいれる「開成福祉会館」(写真)に移して開かれたサロンコンサートが素晴らしかったので、それも「番外編」として紹介する。その若手芸術家とは長尾春花さんで、昨年弱冠19歳でロン・ティボーコンクールで5位に入賞された実績を持つ。演奏は若いにもかかわらず思い入れをこめた情熱的なもので、最初のバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタも良かったが、次のバルトークのヴァイオリンソナタそして後半の武満徹の悲歌が素晴らしかった。彼女には現代ものが特に合っている様な気がする。演奏後にいつもどおり喫茶店でお話をしたが、そのときは本当に子供のようにかわいらしく、あんな情熱的な演奏をする人とはとても思えなかった。今年はエリザベート王妃国際音楽コンクールに出場されるとのことだったが、是非チョン・キョンファのようなヴァイオリニストに育って欲しい。(後記:彼女のブログ(このページ)によれば、残念ながら予選敗退だったとのこと。)


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