Yamasaki 2009年7月・8月の我が家の出来事-1



濱倫子さん@浜離宮朝日ホール

浜離宮朝日ホール

昨年、ピアニスト濱倫子さんの演奏会に行ったときの感想を述べたこのページをご覧になられた倫子さんのお父様から丁寧なお手紙をいただいた。お父様は、倫子さんが日本で開催する演奏会については事務局をやってらっしゃるとのこと、そして今回の浜離宮での演奏会についてのお誘いがあり、聞かせていただいた。濱離宮朝日ホールは(「濱」という名前が同じだから選ばれたのか?)、凸版ホールと同じくやわらかい木の温かみを感じることのできるホールだった。

今回はソロではなく、ロシア人の仲間と組んだ「ベートーヴェントリオ・ボン」というトリオでの演奏であった。そして彼女は、昨年凸版ホールで聞かせてもらったフランスものを「すばらしいテクニックで弾き切る」という感じではなく、他のメンバーをリーディングしながら「優雅に演奏する」という感じに変わっていた。トリオだから協調性の重要さは当然ではあるが、徹の表現では「何でこんなに一の腕が細く長いんだろう」、淳子の表現では「何でこんなに表情豊かな腕の使い方なんだろう」、というように、腕から指先までを使った感情表現がとても素晴らしかった。また、譜めくりも芸術的で、譜めくりが演奏の一部だと教えてもらった。
曲はベートーヴェンも良かったが、ビアソラに尽きる。「ブエノスアイレスの四季」もアンコールの「忘却」もとても素晴らしかった。ヴァイオリン+ピアノの音がまるでバンドネオンのように聞こえたことにもびっくり。「ベートーベントリオ・ボン」より、「ビアソラトリオ・ブエノスアイレス」のほうが名前としてはピッタリしているのではないかと感じさせるほどだった。
なお、倫子さんのお父様には演奏後ホールでお会いすることができた。


サロンコンサートw/山崎法子さん

山崎法子さんの後輩たち 司会:山崎法子さん

山崎法子さんの国立音大における後輩たちの演奏を、山崎法子さんの司会で聞いた。左写真が演奏者の方々で、いずれも美女ぞろい! 演奏では特にメゾソプラノ(高橋さん)のシューベルトが、同じメゾソプラノのジェシー・ノーマンの少し暗い情感表現を思い出させてくれたほど良かった。山崎法子さんの司会も、右写真に示すように原稿を持っているのだが、自分の言葉で曲を紹介してくれたのがとてもよかったと思う。

なお、サロンコンサートのホームページができた(このページ)。


父の実家@出雲

父の実家 父の実家の蔵

徹の母の実家は大田市の温泉津にあるが、父の実家は出雲市の知井宮というところにある。左写真がJR山陰線知井宮駅近くの踏み切りから撮った父の実家(の一部)。今はフェンスがはられているこの線路に、昔は難なくはいることができた。そして耳をレールにつけて、汽車がだんだんと近づいてくる音を聞いて楽しんでいた(!)。左側に写っている大きな木の向こう側に母屋というか家があり、この写真に写っている建物は昔は1階が山羊や兎、そして鶏が飼われていたと記憶する。そこにはトイレもあり、夜母屋から暗い中をそのトイレまで行くのがとても怖かった覚えがある。

右写真が母屋の裏にある蔵で、父は悪いことをするとここに閉じ込められたそうである。この蔵の向こう側(ほぼ敷地内と考えられる)に先祖代々の墓があり、父の遺骨の一部もそこに埋葬されている。初めてお参りさせてもらった。


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