Yamasaki 2011年5月・6月の我が家の出来事 - 2



そばきち@美保関とその周辺(1)

先月神奈川県秦野市で食べれる出雲そばのことを紹介した。が、もっと驚くべきことが、松江で起こっていた。それは、昔懐かしい「平田や」のうどんが復活していたことである。「平田や」についてはこのページに書いているが、再掲する。
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徹にとって一番のそばは、北堀橋の南にあった「平田や」であった。そして「平田や」は実はそばよりうどんのほうが有名で、一度食べるととりつかれてしまう、柔らかくてえもいわれぬうまさをほこるうどんであった。徹は中学・高校とお世話になったが、1回に必ず2杯はいただいたものである。後継者に恵まれず現在は閉めているのがとても残念である。復活を期待する。
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そばきち1 そばきち2

但し、復活した場所は「北堀橋の南」ではなく、松江から車で30分の美保関町の公民館の近く。店の名前も「そばきち」といい(左写真、右写真:夏にきたときに再度撮影したもの)、店主に聞いてみると「平田や」のことは知らないという。時を越えて、異なるところに偶然にも同じ味を持つ店ができたというのだから、不思議なものである。


そばきち3 そばきち4

とにかく、あの「平田や」の「柔らかくてえもいわれぬうまさをほこるうどん」を堪能することができた(左写真:右下にサンタクルーズのワイナリーで買ったペギー・フレミングのサイン入りキャップ帽子も写っている。買ったときの様子はこのページに載っている)。写真は大盛りだが、おいしいうえに消化もいいときているからこれだけでは足りず、大盛りをもう一杯注文した。最初はこの店を発見した友人に連れていってもらったのだが、それから松江にいる1週間、毎日お昼はこのうどんを、それも必ず大盛り2杯を食べにこの店にやってきた。
店の主人は驚いたようで、「皆勤賞」だと言って最後の日にお土産(写真:手作りコースター)をくれたほどである。なお、「平田や」と同様に「そばきち」のそばもおいしい。しかし、そばのおいしい店は松江市内にもいくつもあるので、わざわざ「そばきち」にくる気にはならない。ひとえにあの「平田や」のうどんを味わえるからこそ車を30分運転してくる価値があるのである。

(追記:このあと夏にきたときには、少し麺が固かった。夏には冷たくてかたい「ぶっかけうどん」が特に家族づれの子供たちから要求される。温かくて柔らかい麺と冷たくて固い麺、両方作るとなるとどうしても温かい麺のほうも固くなってしまうとのことであった。それでも無理にお願いして何とか元の柔らかい麺にしていただいた。ありがとうございます。)


重箱 杯 杯

松江から戻るときは、昼に「そばきち」でうどんを食べてからそのまま、江島大橋を通って米子空港へ向かった。米子空港のそばに「水産物アウトレット」とでも呼びたいようなところ(竹内団地というところらしい)があり、寄り道した。その中の中浦水産のお店の前では、巨大な鬼太郎が蟹を抱えて出迎えてくれた(左写真)。その像が語っているように、この時期珍しくずわい蟹が売られていた(中写真)。但しロシア産である。それから「ばばあ」という何とも人を食ったような名前の魚が並んでいた(右写真)。正式にはタナカゲンゲという深海魚らしい。


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