Yamasaki 2012年7月・8月の我が家の出来事 - 33



韓竈神社、須佐神社とその周辺

出雲観光協会のHPは良くできている。神話にまつわる名所を、出雲市だけではなく松江市など周辺の地域も含めて紹介している。その中で薦められている、未訪問の観光地を訪ねてみた。

まずは韓竈(からかま)神社。韓竈神社は、昔映画監督錦織良成氏の講演で「感動的」と紹介されて(このページ)以来、ずーっと気になっていた神社である。以前訪れたことのある「鰐淵寺」(このページ)のある山の、となりの山の斜面にはりつくような形で存在する。参拝する人に対して、危険や不便があると出雲市が警告している(このページ)ほどで、だからこそ、年をとってからはいけないと思い、出雲観光協会のHPでも紹介されているのを発見した今回、思い切って訪問した。なお、韓竈神社の祭神は「素盞嗚命(スサノオノミコト)」で、新羅(しらぎ)に渡り、日本に「植林法」やタタラ製法、鍛冶技術などの「鉄器文化」を伝えられたとされ、「韓竈」の「竈(かま)」は、溶鉱炉を意味するとも言われているとのこと。

韓竈神社1 韓竈神社2

車が通れない道ということで、ずいぶん手前の駐車場から10分くらいこんな杉木立の山道を歩いた(左写真)。そしてようやく韓竈神社の鳥居に到着(右写真)。鳥居をくぐるとすぐ石段が続いているのがわかる。ここからは山のぼりである。


韓竈神社3 韓竈神社4

こんな、ロープがついた急峻な山道(左写真)を10分くらい上っただろうか、目の前に岩の裂け目が現れた(右写真)。 裂け目の間を通らないと前へ進めないことを確認、その裂け目の幅を目算で測ってみると40cm程度しかない。お腹がでてきているので、もしかしたら通れないかもしれないと考えながら、無理やり体を押しこんでいくと何とか通ることができた。


韓竈神社5韓竈神社6

その岩の裂け目が「二の鳥居」だったかもしれない、通過するとすぐ社の前に出た(写真)。社の立っている土台の向こう側に見えるのが、今通過してきた岩の裂け目である。


韓竈神社7 韓竈神社8

山を下って、道へ出てもう少し先へ行くと「岩船」がある(左写真)。この大きな岩は、新羅から植林法や鉄器文化を伝えるときに「素盞嗚命」が乗られた船であるといわれていることから、「岩船」という名がついたそうである。「岩船」からまた少し先へ行くと、いくつかの小さな滝がある。これはその中でもきれいなもの(右写真)。


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