２０１２年９月・１０月の我が家の出来事 － ３
松本・乗鞍・穂高
この秋は大山だけではなく、中学時代の友人達と北アルプスにも行ってきた。６年前と同じように（このページ）、松本の大学で教えている友人のところへ、松江からの３人と徹が合流してレンタカーで山を巡った。前回は徹の父の死の年、今年は７回忌の年ということでもあり、大山が好きだった父とも関係の深い旅行である。
まずは、松江からの３人と徹が松本駅で合流して、レンタカーで大王わさび農場へ（左写真）。徹が腰かけているのはわさびの像だが、後ろの黒い布がはりめぐらされているところがわさび畑である。黒い布は陽射しによる葉の変色を防ぐためとのこと。確かに畑を横切る橋を渡って下へ降りてみると、黒い布の下にはわさびがびっしりと植わっていた（右写真）。
このあたりの黒い布には全然驚かなかったが、農場の奥の方へ行ったときのこの光景には驚いた（写真）。上流から川全体が黒い布で覆われている。友人の一人が「黒い氷河」と形容したが、まさにそのとおり、（動かない）黒い氷が川を埋め尽くしているようである。
大王わさび農場のなかにはもうひとつ有名な景色がある。それが黒澤明監督の映画「夢」の中に出てくる、水車ある村の撮影場所である（左写真、右写真）。この綺麗な川の水を農場はとりこんで、わさびを育てている。
ボートでこの景色を楽しむこともできるようである（写真）。