Yamasaki 2011年7月・8月の我が家の出来事 - 13



出雲大社とその周辺(2)

3年前の夏、出雲大社本殿を訪れたとき(このページ)に周辺も廻ったのだが、そのとき行き忘れたと思っていたところに今回ようやく行くことができた。

稲佐の浜1稲佐の浜2

まず、国譲りのための会議が行われたという場所として有名な「稲佐の浜」である(写真)。旧暦10月(「神在月」)10日にはこの浜で八百万の神様を迎える「神迎え神事」が行われる。また、この浜から出雲市長浜にかけて弓状に広がっている約3キロの砂丘海岸を「薗の長浜」といい、出雲の「くにびき神話」によると、これを綱にして「三瓶山」に結んで、新羅から「島根半島」を引いて来たという。スケールの大きな話である。


弁天島

「稲佐の浜」で特徴的なのは、上記写真からわかるように長い砂浜にぽつんと取り残されたような島、弁天島である。近くに寄ってみると鳥居が見える(写真)。昔は「弁財天」が祀られていたが、今は海の神霊である豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)が祀られているとのこと。


旧大社駅1 旧大社駅2

もうひとつが、出雲大社の門前町にある旧大社駅である(左写真)。明治時代に開業、大正時代に改築されたものであり、純和風のまるでお城のような建物である。駅舎内の観光案内所も当時のまま、高い天井からは灯篭型の和風シャンデリアが備え付けてある(右写真)。


ロード銀山1 ロード銀山2

そして、もう一か所紹介しておきたいところが増えた。それが道の駅「ロード銀山」である(左写真)。出雲市ではなく大田市にあるのだが、さきほど述べた「くにびき神話」に大田市の「三瓶山」が登場するのだから、「出雲大社とその周辺」という項目の下に記載しても問題ないだろう。実際、「稲佐の浜」からは素敵な海岸線を見ながら20分ほどのドライブで着いてしまう。とにかくこの「ロード銀山」のレストランの「ここだけ定食」(右写真)は、三瓶そばと箱寿司が一緒になっているのだが、両方ともとてもおいしかった。次くるときは、両方別々に頼んでもいいだろう。売店にも、おいしいお酒「石見銀山」をはじめ、興味深い「石見銀山」ゆかりの品々が売られている。

実は7年前に、しおさいロードのスタンプラリーのスタンプを集めるためだけにこの店に立ち寄ったことはあるのだが(このページ)こんなにいいところとは知らなかった。「ロード銀山」のすぐそばにはすでに有名になっている道の駅「キララ多伎」(このページで紹介)があるため、それに隠れて損をしているようだ。こちらの「ロード銀山」も応援していきたい。


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