２０１１年７月・８月の我が家の出来事 - ７
カリフォルニア再訪 - ７
PointReyesから無事戻った次の日に、SunnyValeのHertzで車を借りてUnionBankのPaloAtoオフィスに行き、口座を閉じて全額引き出した。そして10年前に駐在していた懐かしいFXPALのオフィスを訪ねてみた。まず気がついたことは、オフィス駐車場の入口にあった看板に、XEROXではなくVMWareと書かれていたことである（左写真）。実は、このあたりのオフィス価格の異常な高騰により、徹が駐在していた米国研究所は今年の9月に移転することになっているのだ。ちなみにクラウド時代を迎えてVMWareはとても調子が良いようで、FXPALのはいっているビルだけではなく近くにいくつかのビルを借りているるとのこと。またそこのレストランの料理が安くておいしいので、FXPALはじめ周辺の他企業の従業員もお世話になっているらしい。このような栄枯盛衰がシリコンバレーの歴史であり、活力をあらわしている。
さてFXPALの新しいオフィスは、現在の場所から車で5分ほどのところ、まだ内部を改装中のためはいれなかったが、ビルは緑におおわれていて悪くない（右写真）。社員ひとりひとりのスペースも広くなったとのことである。
昼はElCaminoReal沿いにある中華料理屋「湖南又一村」（左写真）のSeafood Soup Noodle（右写真：「海鮮ラーメン」）。新鮮な魚介類がたたくさんはいっており、とてもおいしい。10年前、帰国前にも写真（このページ）を撮ったが、店構えも料理の味も全然変わってない。
その日の夜はLosAltosにある日本料理屋「あかね」に行った。昔は看板まで飲んで、そのあと大将と2人で煙草吸いながら（普通は店内禁煙）また飲んだというほどの店である。FXPALでの徹の帰国パーティには、大会議室に「あかね」の即席カウンターを作り、大将に来てもらって握ってもらった。今も、大将は元気で寿司を握ってくれた。「あかね」には次の日の昼も行って（左写真）、大好きだった「あかね丼」（特製ソースをかけたかつ丼）を食べた。そのとき偶然にもFXPALの友人が遅い昼食をとりにきたので、一緒に写真を撮ってもらった（右写真）。
LosAltosでは、もうふたつ思い出が残る店を訪れた。ベトナム料理店TowerEffel（左写真）とPeetsCoffee（右写真）である。TowerEffelではいつもSeefoodNoodleを食べ、そのあとには必ずと言っていいほどPeetsCoffeeでLatteを求めて飲みながらオフィスに戻ったものである。
なおPeetsCoffeeに関しては、前回出張で行ったときにIrvineやSanfrancisco空港の店の味が落ちていたことを書いた（このページ）。しかし、今回のLosAltosの店での味は昔と同じ、とても良かった。PeetsCoffeeは過去に日本へ進出したことがあるが、事業はうまくいかず撤退した。少なくとも米国内どの店でも同じ品質の味を出せることができないとしたら、日本でうまくいくことはあり得ないだろう。