Yamasaki 2013年9月・10月の我が家の出来事 - 47


石見銀山と温泉津 - 4

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祖父の33回忌が終わり、石見銀山へ行ったあと、温泉津に着いたのは夕方になっていた(写真)。宿泊予定の「のがわや」に荷物を置いて、少し散策した。


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ここは、「石州亭」というおいしい蕎麦屋だったところである(左写真)。薄暗くなってきた夕方、看板がはずされた建物をみると、寂しいものである。この写真の右端にある入口をはいっていくと、奥には「湯花」というパブレストランがあり、2階には「石州亭」の店主河合茂氏が集めた郷土資料を展示する「ゆのつ天領館」という資料館があったことがわかる(右写真)。「ゆのつ天領館」にははいったことがあるが、現在の観光協会の施設「ゆうゆう館」より面白かった覚えがある。



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ところで、1984年に祖父の3回忌で訪れたときに撮影した「石州亭」の写真とそれを紹介した文がある(このページ)。懐かしい内容だし、それを書いた時の気持ちは今も変わっていないので、写真とともにここに再掲する。

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「ここの有名だったちょんまげ姿の店主(河合茂氏)のことは、ちょっとだけこのページ下部で触れているが、とにかくおいしいそばをたべさせてくれた。徹は小さい頃は毎年温泉津で正月を迎えていたが、年越しそばはいつもここの「割子(わりご)そば」を頼んでいた(右写真で淳子も「割子そば」を食べている)。しかし、徹は「釜揚げ」のほうが好きだった。或る年の大晦日には、昼からその「釜揚げ」を2人前食べ、年越しで「割り子」をたらふく食べ、おなかを壊してしまい、正月から寝込んでしまったことがある。「石州亭」も、この写真を撮影した当時はまだ存在していたが、「いなや旅館」と同じく後継者に恵まれず、今はもうない。 実は、この「石州亭」以外に温泉津にはおいしい食堂やレストランはなかった。そのかわりに旅館でいただく料理がおいしいというわけである。世界遺産登録を機会に、おいしい郷土料理(特に「そば」)を出してくれるお店がたくさんできてくれることを期待したい。」

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これは、温泉津に行ったときに祖母がみやげに、そして松江に行ったときに母がみやげによくくれた、温泉の「湯の華」がはいった「温泉せんべい」(左写真)を売っている「平野屋」である(右写真)。


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松江の家を売りに出したときに仲介業者が撮影していた写真(このページ)の中にも、緑色の包装紙に包まれたこの「温泉せんべい」が写っている写真があるので再掲する(写真:左下隅に写っている緑色の2本の円筒)。本当に懐かしい。



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